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『お産とコーチング』44~「好きこそものの上手なれ」陣痛大好きになってみませんか?|広島市安佐南の産婦人科 フジハラレディースクリニック

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コラムカテゴリー: 妊娠, 出産, その他

赤ちゃんが生まれたのは嬉しかったけど、あのお産だけは思い出したくない!陣痛なんか嫌いだ!二度と味わいたくない!
という人も多いと思います。
ここで大胆な発想として?自分が「陣痛」だったとしましょう。
自分は、そのお母さんに赤ちゃんを引き合わせてあげよう、と一生懸命働いて、必死に収縮して頑張っているのに、そんなに嫌われるんじゃ、割に合わないぜ!!
みたいな、怒りと悲しみの気持ちになるでしょう。
そんな陣痛の気持ちを慮って。
赤ちゃんが、世界中を見渡して、お父さんお母さんを選んでやってきてくれたこと。無事元気に生まれてくれたこと。
それを嬉しく幸せに思えるなら。
赤ちゃんを愛おしく大好きに思えるなら。
陣痛も大好きになってみませんか?
陣痛も幸せの一部分です。
赤ちゃんがやって来てくれなければ。
赤ちゃんが生まれるその日まで無事に育ってくれなければ。
陣痛を経験することはできません。
なかなか赤ちゃんがやって来てくれない人も。
流産を繰り返している人も。
何らかの理由や事情で帝王切開しなければならない人も。
陣痛を経験したくとも、経験できません。
陣痛は幸せの一部分です。
お産をニコニコ笑顔でやるには?
楽しかった!って言えるお産ができるためには?
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。
陣痛大好きになってみましょう。
えーー!お前馬鹿じゃないの!?そんなの無理無理。
という方もおられると思いますが、まあまあ興奮しないで。
考えてみてあげても、いい「かも?」ぐらいで、おつきあいください。
ソフロロジーでは、陣痛は、怖いもの痛いものではなく、赤ちゃんが生まれるために大切な必要なエネルギーです、と考えます。
ちょっと視点を変えて、軽~い気持ちで。
食べ物に例えてブレインストーミング的に探究してみると。
お寿司やお刺身の山葵、おでんの和からし、キムチの唐辛子、生姜焼きの生姜、ラーメンに振りかける胡椒、うどんに振りかける七味、鰻に振りかける山椒、フランクフルトのマスタード、サザエのつぼ焼きの肝の苦味、ふきのとうや筍など山菜のえぐみ、大根おろしの辛さ、梅干しの酸っぱさ、葉唐辛子の辛さ、麦酒の苦味、赤ワインの渋み、etc.etc.
山葵や和からしが特別苦手でなければ、お寿司大好きの人のお寿司には山葵もついて来ますし、おでん大好きの人のおでんにも和からしはついて来ます。
麦酒大好きの人には、麦酒の苦味もついて来ますし、赤ワイン大好きな人には、赤ワインの渋みもついて来ます。
そして、それらが大好きな人からしてみると、
あの辛さや渋みがいいんだよね~。
あれがないと美味しくないんだよね~。
そんな感じではないでしょうか?
だから、お寿司やおでんが好きな人は、山葵や和からしも好きだし、麦酒や赤ワインが好きな人は、その苦味や渋みも好きなのです。
という訳で、私からのお願いです。
赤ちゃんが生まれる時の「陣痛」も好きになっていただけないでしょうか?
そんなの無理矢理こじつけの理論じゃん!と反論する方もおられると思いますが。
いえいえ。
私はいたって大真面目に、ど真剣に、出産するお母さんたちに、お産の持つ素敵さを満喫して、楽しんでいただきたいと思っています。
「あの苦しい陣痛があるからこそ赤ちゃんが生まれた時の喜びがある」と言う方もいます。
私はその考え方を全く否定するつもりはありませんが、それよりも。
赤ちゃん大好き! お産も大好き! 陣痛も大好き! の方が、お産をラクに乗り切れると思います。
頭で最初から否定しないで、好きになってみてあげても、いい「かも?」から始めてみてください。
きっと、予想をはるかに超える、素晴らしいお産が待っていることでしょう。

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2019.05.13