Loading...

2017 8月|広島市安佐南の産婦人科 フジハラレディースクリニック

TEL 082-850-1815
アーカイブ : 2017年 8月

妊婦健診や母親学級で「いいお産をしましょう!」「お産を楽しみましょう!」と言うと「ハイやります!」とか「ハイできます!」と明るく元気に答える妊婦さんも多いですが、一方で
「あの人たちにはできても、私にはできるかどうか…」
という人もおられます。
あの人たち、というのは、母親学級で妊婦さんに見てもらっている、当院の実際の出産シーンのDVDで登場するお母さんたちのことです。
そのお母さんたちは、皆さんニコニコして落ち着いて、明るく楽しいお産をしています(^_^)
ここでもやはり、「私」というパラダイムが邪魔をしているようです。
出産する病院や、立ち会ってくれる医師が違うなら、その不安もまだわかりますが、同じクリニックに通い、同じように妊婦健診や母親学級を受けて、同じ分娩室で、同じようにLEDのカラー照明があり、同じソフロロジーのBGMがあり、同じ医師に立ち会ってもらい、スタッフも同じであれば。
あの人たちができたなら、私にもできるはず!できて当たり前じゃん!
と思ってもいいような気もしますが、「私にはできるかどうか…」となってしまう人がいるんですね。
意識や言葉というのは面白いもので、物事を「できる・できない」というモードで考えたり言ったりしていると、「できる」人と「できない」人を作ってしまいます。
そういう捉え方は、自分の目の前に、知らず知らずハードルを作ってしまい、結果的にそのハードルを越えられず、「できない」ということになってしまうことが多いのです。
結果的に「できる」人は、物事を「できる・できない」のモードで捉えておらず、「する・しない」のモードで捉えています。
当院で出産される大半の方々は、いいお産・楽しいお産を「できる・できない」ではなく、「する・しない」で捉え、ただ「する」を選択されています。
だから結果的に、笑顔のつぐお式出産がニコニコとできちゃうんです。
考え方や発想がシンプルだったり楽だったりしないと、実際行うことも簡単になったり楽になったりしないものです。
世間的には、お産は「鼻から西瓜出すほど痛い」「一回死ぬよ」「二度と産みたくない」と言われることも多いですが、もしかしたら、お産を窮屈にさせたり、辛く苦しくさせているのは、自分自身の捉え方かもしれません。
いいお産・楽しいお産を「できる・できない」ではなく、「する・しない」で捉えてみましょう。
自分の目の前にある、高いハードルを取り除いて、楽しく楽チンにお産してみましょうね。
次回もお楽しみに~(*^^*)


2017.08.30  コーチング

妊婦さんとお話していると
「自分は痛みに弱いタイプだから」とか「私はビビリだから」
という人がいます。
自分で自身のことを分析するのはいけないことではありませんが、人は果たして一体どこまで自分のことがわかるものなのでしょう。
他人のことより自分のことの方がわかりづらく、もしかしたら永遠にわかり得ないものなのかもしれません。
まあ哲学的なことは置いといたとしても、自分で自分のタイプを決めつけてしまって、そのために力を発揮できないとしたら、それは勿体ないことでしょう。
お産に関しても、「痛みに弱いから」「ビビリだから」と最初から決めつけて思い込んでしまっていたら、おそらくほぼ確実に、怯えて怖がって騒いで、というお産になってしまうことでしょう。
「自分は痛みに強いタイプ」と思っている人も、実は同様なことが起こってしまいます。
実際の陣痛を経験してみて、私は痛みに強いタイプのはずなのに、この私が耐えられないなんて、これは尋常ではない何か異常なことが起こっているのでは?と、どんどんどんどん不安になっていってしまって、結局大騒ぎのお産になったりもします。
最初から「自分は〇〇」「私は△△」というパラダイムさえなければ、いいお産はできやすいですし、どちらかと言えば、そのパラダイムがいいお産になるのを邪魔している訳です。
コーチング的には、意識の中の文法では「自分」「私」は「否定語」になり得る、というお話をします。
例えば、急にある会の司会をやれ!と言われて「困ったなあ。自分は司会なんかやったことないし、元々人前は苦手だし。喋るだけじゃなくて、仕切ったりもしないといけないし。他の人にはできても、私はそういうタイプじゃないんじゃないかあ。」などと思ったとしましょう。
そういう時に、まあアナウンサーと比べるのは難しいかもしれませんが、笑福亭鶴瓶さんだったら、明石家さんまさんだったら、くりーむしちゅーの上田普也さんだったら、どんな感じでやるだろう、などと主語を置き換えてみましょう。
「そうねえ。鶴瓶さんだったらこんな感じで司会するかなあ。さんまさんだったらこういう感じで盛り上げるでしょうねえ。」
楽に色々案が出てくるかもしれません。
「自分」や「私」だったら、発想に限界があっても、それを他人に置き換えて想像してみたら、突破口が開けることもあります。
本当の自分を観るためには、ちょっとだけ「自分」を抜け出してみるのもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、そもそも「痛みに弱いタイプ」も「痛みに強いタイプ」もありません。
え?ないの?な~んだ、そうなの。と思ったら、何か力が抜けませんか。
頭で決めつけて頭でっかちにならず、心で感じて気楽にやりましょう。
次回もお楽しみに(*^^*)


2017.08.24  コーチング

♪夏は心のカギを甘くするわ ご用心
とまあ、昔の桜田淳子の歌を出すまでもなく?夏は用心してくださいね~と、私は妊婦さんによく言っております。
夏は太りやすい食べ物が一杯です。一般的に、夏は冬よりもフルーツを食べたり、ジュースを飲んだり、アイスクリームを食べたりする機会が多いので、太りやすくなります。太りやすい食べ物は、ゆるみやすい食べ物なので、妊婦さんからすると、子宮口がゆるんで早産しやすくなったり、陣痛がゆるく弱くなると微弱陣痛になり分娩時間が長くなったり出血が多くなったりします。またそういう食べ物は、逆子になりやすくなったり、精神的に不安定になり落ち着いたお産ができにくかったりします。
夏はご用心。お気をつけくださいね。(夏の初めに言わなくてごめんなさい)
さて、今日のお題は 『未来から今の自分を見てみよう!』
ずっとお話しておりますように、フジハラレディースクリニックでお産するお母さんたちは、分娩進行中に陣痛がある時も一回も痛い!とは言わず、ニコニコ笑顔で出産される方が多く、赤ちゃんが生まれ出た直後にも、ああ楽しかった!先生次のお産もよろしくお願いします!と言われることも多いです。
赤ちゃんが生まれる時に、赤ちゃんの頭が出始めたら、お母さんにそれを触ってもらっていますし、赤ちゃんの上半身が出てきたところで、両手を握手してもらっていますし、臍の緒を切りたいお母さんには切ってもらっています。
当院のお産を『つぐお式出産』と呼んでいますが、これら一連を全部やってしまうことを、「つぐお式出産のフルコース」と呼んでいます。
こういうお産をやってみると、赤ちゃんが出て行く感じがとてもよくわかるので、前は他の病院で出産していて次に当院で出産された方は、「初めて‘産んだ’気がした」と言われます。
そうやって生まれた赤ちゃんが大きくなって、こんな会話をするところを想像してみてください。
「お母さん、お母さん。私が生まれてきた時のこと覚えてる?教えて~!」
「ああ、覚えてるよ。お前が生まれる時にね。頭が出ようとする時ちょっとしんどかったわ。でもそこを抜けてくるとね。スルスルっと出ていって、肩が出て、体が出て、最後お前はお母さんを蹴飛ばしながら出ていったんだ。あの時の感触は今でも手に取るように覚えてるよ。お母さん楽しくて幸せな時間だったよ。」
「わあ、そうなんだ~。嬉しい~。お母さん、産んでくれてありがとう♪」
なんか素敵でしょ。
思い出は美しすぎて(^^♪という曲もありますが、美しすぎていけないことはなく、いい思い出は、十年経っても二十年経っても、永遠に色褪せることはありません。
もしもお産が、美しく楽しい思い出ではなく、陣痛と戦って陣痛を我慢して、今が終わってくれればいい、というただ苦しいだけのお産だったら、さっき言ったような素敵な親子の会話はあり得ないでしょう。
目先の美味しいフルーツやアイスクリームにばかり走るのではなく、またお産の最中に目の前の陣痛にばかりとらわれるのではなく、未来の素敵な会話ができる親子の光景を思い描いてみてください。
一味も二味も違う素晴らしいお産が出来上がることでしょう。
未来に思いを馳せたお産。いいもんだなあ、って思いませんか?
今は確実に未来につながっています。
『未来から今の自分を見てみよう!』 これもパラダイムシフトです!
次回もお楽しみに(^_^)


2017.08.20  コーチング

私は、外来で妊婦さんとお話をする時や、分娩進行中に妊婦さんとお話する時に、「頑張らないで」とよく言っています。
もう少し補足して説明すると「頑張る、よりも、楽しんで!」と言っています。
それは、「頑張る」よりも「楽しむ」方が、心も体も楽だからです。
趣味でスポーツをしたり、山登りをしたり、旅行に行ったりした時に、「頑張って」いますか?「楽しんで」いるんじゃないでしょうか?
その道を究めている人は、それが何であれ、ものすごい練習や修業をして、「頑張って」その道を究めているでしょう。
しかし、お産をするお母さんは、産科学の専門家になろうとしているのでもなければ、お産‘道’を究めようとしている訳ではありません。
当院でお産したお母さんたちは、「頑張っている」より「楽しんでいる」人が多く、中には「先生、私毎月産みたいです」とニコニコしながら言う人までいます(^_^)
そういう人には、私は「自分のプロフィール欄に『趣味お産』って書いといて~♪」と冗談で言ったりしています。
もちろん、頑張ってお産した人に対して、それを否定する気など毛頭ありません。
現に私は、お産し終わった後のメッセージカードには「赤ちゃんもお母さんもよく頑張りましたね」といつも書いております。
ですから「頑張らないで」というのは、赤ちゃんを出産し終えた人に言っている言葉ではなく、これから出産に向かう人へのアドバイスです。
コーチングは、コミュニケーションを通じて、相手が成し遂げたいことを見つけ出し、どうやったら実現できるかを探究し、行動を促し、実際に結果を創り出すことをサポートするスキルです。
「つぐお式出産」のお母さんは、赤ちゃんを産んだ直後に「楽しかった」「前回の他の病院で産んだ時より全然良かった」「大大大満足です」「初めて産んだ気がした(今までは産んだ、というより、終わった、という感じだった)」「また産みたい」などの感想が多いです。
例えば、頑張ったけど、「楽しくなかった」「不満足」「やっと終わってくれた」「もう二度と産みたくない」では、残念な気がします。
出産する過程において、「頑張る」よりも「楽しむ」ことに重きを置いている方が、結果的に楽だったり満足できたり、という妊婦さんが多いです。
産科医は、お産のコーチです。
妊婦さんがお産について欲しい結果が得られるようなサポートをする、これが私たちの仕事です。
「頑張る」というのは、「頑なに張る」と書きます。
字を見ただけでも大変そうです(*^-^*)
そんなに眉間にしわを寄せて、真剣に窮屈にやらなくても、遊び心を持って、楽しむ気持ちを持って、お産してみましょう。
その方がお母さんも楽ですし、赤ちゃんも喜びますよ。
結果はちゃんとついて来ます。どうぞお産を楽しんでくださいね♪
「頑張る」よりも「顔晴る」ですよ~(^_^)


2017.08.15  コーチング

前回『いいお産のための3つのコツ』の3番目として、「笑顔」の話をしました。
以前、陣痛が始まり入院された初産婦のお母さんに、「呼吸を整えて、返事をちゃんとして、笑っていたら楽しいお産になるからやってみてね」と言ったことがあります。
その方は、「陣痛があるのに笑えなんて、先生無茶ぶりやなあ」と思ったそうですが、その方のいいところは、ものすごく性格が素直だったことで、「まあ先生がいいと言うならやってみよう」と思って実践されました。
最初は作り笑顔だったかもしれませんが、やってるうちに段々段々楽しくなってきて、赤ちゃんが生まれ出る頃には、めっちゃ楽でめっちゃ楽しくなってきたそうです。
赤ちゃんを産んだ後にその方は
「陣痛がどんどん強くなっていって赤ちゃんが生まれる、って聞いていたので、最後に向かってどんどんしんどくなると予想していたけど、どんどん楽になって行きました~\(^o^)/」
と言われました。
作り笑顔から始めるのではなく、自然と笑顔になるのがもっと良いかもしれませんが、作り笑顔から始めたとしても、いけない訳ではないのです。
物事には「形から入る」という言葉がありますが、科学的はこういう理論として説明されています。
人は嬉しい時や楽しい時は笑顔になりますし、辛い時や悲しい時には涙を流し、怒った時には怒った顔になります。そのような感情と表情のつながりを逆手にとって、表情を作ることで、それに連動して感情が呼び起こされるという考え方もあります。
身体の変化と感情については心理学上に様々な学説があります。1880年代にアメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズが「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という説を唱え、同時期にデンマークの医師カール・ランゲも同様の説を唱えたことでジェームズ=ランゲ説と呼ばれています。これは、当時も現代も一般的な「感情を知覚して生理的変化が起こる」、「悲しいから泣く」という考え方の逆の過程を辿る学説です。
つまり、お産で陣痛がある時も、笑うようにしていることで楽しくなっていく、ということは、ジェームズ・ランゲ説としてあり得る訳です。
わかるかな?
また、実際にリラックスしていたり笑ったりすることにより、脳からβエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されます。
βエンドルフィンは、モルヒネの6.5倍の鎮痛効果があると言われています。
つまり、お産の時でもめっちゃ笑うことによって、βエンドルフィンがバンバン分泌されると、痛みもかなり軽減されていく、という訳です。
わかるかな?
「ジェームズ・ランゲ説」と「βエンドルフィン」。
『つぐお式出産』は、いいとこ取りのお産です。
これらを利用して、めっちゃ笑って、めっちゃ楽しんでお産しましょうね。
次回もお楽しみに(*^^*)


2017.08.11  コーチング

7月22日の我那覇真子さん&赤塚高仁さんのジョイント講演会も無事盛会に終わり、その興奮の余韻も冷めやらぬうちに8月に突入しました。
8月1日・2日の二日間で赤ちゃんが6人生まれました。
おめでとうございます!
一昨日から昨日まで一睡もしていなくてヘロヘロでしたが、昨夜は広島竹田研究会に参加して勉強してきました。
竹田恒泰先生は、加計学園のことは全く問題ない、女性宮家創設には反対、というお話をされていました。国会閉会中審査で参考人として出席された前愛媛県知事加戸守行さんの答弁を新聞もテレビも意図的に全然報道しないので、今回の内閣改造で加戸さんを文部科学大臣に任命してはどうか、と仰っていました。ないでしょうけど、なったらスゴイ(*^-^*)

さて、お休みしていた『お産とコーチング』の話を再開しましょう。
『いいお産のための3つのコツ』の3番目に、私は「笑顔」をあげています。
え? 笑顔って?
陣痛があるんだから笑いながらお産なんてできる訳ないじゃない!!
というあなた!
「お産は怖い!痛い!」「お産を楽しめるはずがない!笑えるはずない!」
というパラダイムに陥っていますよ。
そもそも、赤ちゃんが生まれる、ってスゴイことで、嬉しいことで、おめでたいことですから、喜んじゃいけない、楽しんじゃいけない、笑っちゃいけない、という方が無理があります(*^-^*)
お産を楽しんでいいんですよ! 笑ってやっていいんですよ! (^_^)
フジハラレディースクリニックでお産するお母さんたちは、分娩進行中、陣痛がある時もニコニコ笑いながらお産する方も多く、皆さん楽しんでいます。
中でも、ちょっと笑う、という程度ではなくて、めっちゃめちゃ笑顔でお産したお母さんたちは、
「めちゃめちゃ楽だった」「全然痛くなかった」「すごく楽しかった」
など言われることが多いです。
無痛分娩でもないのに、全然痛くない、と言う人がいるのは、奇妙に感じる方も多いかもしれませんが、これは紛れもなく事実であり、当院で出産された方の生の声なんです。
このような感想につながる医科学的、科学的根拠は、次回また解説しますが、今日は私が仲良くしている歌手の八神純子さんからお聴きしたお話をしますね。
純子さんは、お子さんがまだ小さい頃、アメリカで暮らし子育てしていく中でくじけそうになった時に、「自分の笑顔が自分の肩の上にある」というイメージをいつも持って、「自分の笑顔で自分を照らし元気づけるんだ」という気持ちで乗り越えたそうです。
「自分の笑顔で自分を照らす」
すごい発想ですよね。
そこにあるのは「他力本願」ではなく「自力本願」です。
人は皆、困った時、不安になった時、他人に助けを求めたり頼ったりします。
自分一人で問題を抱え込まず、誰かに助けを求めるのは、もちろんいいことなのですが、それが行き過ぎるとよくないこともあります。
他人を頼り過ぎるあまり、依存心が強くなり、自分自身がものすごく弱気に陥ってしまうのです。
弱気や不安が強くては、物事は大体うまくいきませんし、病気にもなりやすくなります。
笑うのが嫌いな人はいないと思いますし、笑った自分は皆好きだと思います。
「笑いながらお産をする」のは、他人から押し付けられる「義務」ではなく、笑ってお産していいよ、自分らしいお産をしていいよ、という自分への「許可」です。
笑顔でお産をする、ということは、自分らしいお産をすること、です。
そうやって考えてみると、難しい話じゃないでしょ。
いたってシンプルな話なんです。
次回もこの話続けますね。お楽しみに~(*^^*)


2017.08.03  コーチング