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『お産とコーチング』29~「身の丈に合った」「二兎を追う者は」|広島市安佐南の産婦人科 フジハラレディースクリニック

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コラムカテゴリー: 妊娠, 出産, その他

「身の丈に合う」という言葉があります。
これは「衣服などが背丈、体の大きさにぴったり合っている様など」を意味する言葉で、転じて「分相応」という意味でも用いられます。
「身の丈に合った生き方」と言うと、自分自身をよく知り、謙虚さもあり、わきまえた、その人にちょうど合った生き方、ということになり、いい生き方のような感じがしませんか?
確かに、悪い言葉ではありませんが、コーチング的にはちょっと物足りない感じ(*^-^*)
だってそうでしょう。
今まで生きてきて、大体自分はこんな感じ、こんなもんだ、と決めてしまっている訳で、もしかしたら昨日までの自分より、今日からの自分はもっと違うかもしれない。
もっと大きなことができるかもしれないし、もっと元気かもしれないし、もっと輝いているかもしれない。
昨日までの自分を見て、「自分はこんなもんだ」と決めつけて「身の丈に合った生き方」をしていたら、これから上昇できるかもしれない可能性を、そこで止めてしまうかもしれないのです。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があります。
これは「欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗する」という例えで、「一つの物事に集中せずあちらこちらに気を取られることへの戒め」の意味で使われることも多いです。
確かに、悪い言葉ではありませんが、やっぱりコーチング的には物足りない(*^-^*)
「一兎だけを追っても一兎も得ない」かもしれませんし、「二兎を追わねば一兎も得ない」かもしれません。
「二兎を追って二兎とも得られる」かもしれませんし、「二兎を追ってたら三兎目も四兎目も得られる」かもしれませんよね。
「身の丈に合った」「二兎を追う者は一兎をも得ず」的な考え方が、全く悪い訳ではありませんが、もしかしたら自分の可能性を狭めていることもあり得る、と思います。
前に、「自分」「私」というパラダイムのお話をしました。
案外、自分が自身のことを一番わかっているつもりで、一番わかっていないかもしれません。
そして、自分の脳が、自分の可能性を一番制限しているかもしれません。
例えば、自分は痛みに弱いタイプだし、前のお産の時も騒いだから今回も騒ぐに決まっている、お産を楽しもう!って言われても私はできる訳ないし、世界で一番幸せなお産なんて無理無理、など。
自分の価値をディスカウントする必要などありませんよ!!
身の丈に合ってなくても、身の程知らずでもいいんです。
二兎も三兎も四兎も五兎も追ってもいいんですよ。
お産の時は、家族全員に立ち会ってもらって、仲の良い友達も呼んで、とんがり帽子を被り、パーティー気分でクラッカー鳴らしたり、くす玉も割ったり、写真撮ったりビデオ撮ったり、赤ちゃんが生まれたら皆でバースデイソング歌ったり(^^♪
全部やっていいんですよ。
何にも遠慮することなんてありません。
コーチングセンスを存分に生かして、思いっきりお産を楽しみましょう!イェイ\(^o^)/
次回もお楽しみに♪

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2019.05.13