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『お産とコーチング』2~コーチングとは?|広島市安佐南の産婦人科 フジハラレディースクリニック

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コラムカテゴリー: その他

さて、今回のお話は、「コーチングとは?」です。

 

私は、以前コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)の岸英光エグゼクティブコーチのコーチング連続講座に参加して、コーチングの基礎を学ばせてもらいました。
CTNのホームページには、岸英光さん(日本のコーチング界を代表する方)から、このような説明があります。

 

コーチングは、単に「質問の技術」ではありません。
情報伝達や意思疎通よりも『深いレベルのコミュニケーション』を通じて、人や組織が持つパラダイム(価値観の枠組み)へアプローチすることにより、人や組織が持つ無限の可能性を開き、突破的な行動をより軽やかに発揮できるオプティマル(理想的で最上)な状態を引き出します。
コーチングは、人の関わる分野であれば、ビジネスを始め教育、医療、看護、介護、スポーツ、文化教養、地域おこし、研究開発、ネットワーク創り等々、まだまだ応用範囲の限界が見きれないほどに、様々な場面に使えるセンスです。
私自身、こんなことが自分の人生に可能だと思わなかったことを幾つも手に入れています。そんなセンスに是非とも触れていただき、あなたの人生にもエキサイティングな質を加えていただきたいと思います。

 

ちょっと難しいでしょうか?
何となく、わかるような、わからないような、どっちか言うと、よくわからない。
そんな感じでしょうか?
以前のCTNのホームページには、このような説明もありました。

 

例えば、魚が欲しい人がいたとします。
その人に魚を与えるのではなくて、魚の捕り方を教えるとします。
これは「ティーチング」です。
その人に泳いでいる魚を観察させ、その人なりの魚の捕り方を編み出させる、これが「コーチング」です。
そうすれば、その人は、魚だけではなく、それを応用して、鳥も虫も捕れるようになるでしょう。

 

いかがですか?
少しわかってきましたか?
コーチングとは、相手との対話の中から相手が何を成し遂げたいのかを見つけ、その実現に向けて自発的に向かうように導くコミュニケーションスキルです。
やり方よりも、あり方を探究していくものです。
ですから、これをお産に応用していくと。
お産の時に乗り切りやすいコツは、お母さんたちにお教えするにしても、ただ単に「産み方」を教えたりするものではなく。

 

赤ちゃんがお父さんお母さんを選んでやってきてくれたこと。
お腹の中の赤ちゃんを一人の人として尊重し、妊娠中も接していくこと。
つわりを経験すること。
陣痛を経験すること。
お産を味わいつくし、楽しむこと。
赤ちゃんが生まれること。
家族が始まること。

 

ここに書ききれないほど、妊娠出産には、人生の学びが一杯つまっています。
でも、難しいことじゃないんです。
シンプルに、現実逃避せず、そこにちゃんと向き合い、一つ一つ見つめていけば、道が開けていきます。
難しい、と雰囲気だけで思わずに、きちんと見ていけば、ちゃんと通り抜けられます。
気楽にやることが肝心ですね。
そう言えば、つい最近あるお寺の掲示板にこう書いてあるのを見つけました。

 

『ハードルは高ければ高いほど、くぐりやすい』

 

結構笑いました~(*^-^*)
話を『お産とコーチング』にもどしますが、単に「産み方」ではなく、妊娠出産について「あり方」を探究していくと、意外とシンプルに、あっさり楽しめます。
極論すれば、これが『つぐお式出産』の正体?ですかね。
次回は、今のところ?コミットメントについてお話するつもりです。
お楽しみに(*^^*)

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2019.05.13