Loading...

『お産とコーチング』40~「探求」よりも「探究」のススメ|広島市安佐南の産婦人科 フジハラレディースクリニック

TEL 082-850-1815
P40台完備
朝8時から
診察中
コラムカテゴリー: 妊娠, 出産, その他

フジハラレディースクリニックでは、怖くない!痛くない!笑顔の『つぐお式出産』を実践しています🤣
世の中の多くの妊婦さんたちは「お産は怖い!痛い!」というイメージや先入観を持っています。
実際にお産を経験した人も、ですが、お産を一回も経験したことない人まで、そう思っています。
それはなぜか?
実際にお産した人から「鼻から吸い出すほど痛かったよ~!」「死ぬかと思った!」という、「言葉」の煽りによる恐怖心を植え付けられたり。
テレビドラマや映画などのお産の時の、騒いだり痛がったりする演技による、「視覚」の煽りによる恐怖感を刷り込まれたり。
するからだと思います。
もちろんそれらに、これからお産する人を無理矢理怖がらせよう、という悪意は全くないと思います。
ただ、お産について、聴いただけの人も、実際経験した人も、「お産は怖い!痛い!」という共通の認識が出来上がっていたなら、何の悪気もなく、誰でもそのように言ったり、テレビや映画を作ったりするでしょう。
それがあるから、余計に煽られているでしょうし、それがまた延々と継代されていくだろうと思います。
実際にお産した人からすれば、「何言ってるの?痛いものは痛いでしょ!本当に死ぬほど痛かったんだから!」と怒られるかもしれませんが、そういう方も初めてお産をする前は、「お産は怖い!痛い!」という植え付け・刷り込みをされていることが多いでしょうから、もしも事前にそういうことが全くなかったなら、あるいは、もっと楽で楽しいイメージの植え付け・刷り込みをされていたなら、実際のお産も、もっと違ったものになったかもしれません。
現に、フジハラレディースクリニックで実際に出産された方の「お産楽しかったよ♪」「全然痛くなかったよ♪」という「言葉」を直接聴いて、「私もそういうお産をしたい!」と思って、妊娠してから当院を選んで受診される方も多いですし。
お姉さんや妹さん、あるいはお友達で、ニコニコ笑顔の『つぐお式出産』に立ち会って、「視覚」として直接見て実感して、「私もここで笑顔のお産したい!」と言って、当院を選んでやって来る方も多いです。
これから、「日本中にいいお産を広めて日本を幸せに元気に」していくためには、当院で実践しているようなニコニコ笑顔のお産を作り広め、実際の経験者の声としての「お産は怖くないよ!楽しいよ!」という「言葉」と、ニコニコ笑顔のお産に多くの人に直接立ち会ってもらったり、映像を観てもらったりして受ける「視覚」の両面から、日本のお産を変えていく必要がありますね。
ということで、今日は、当院の母親学級でも供覧している、実際に当院で出産された方の映像を付けております。
どうぞご覧になってください🤗
また、少し違う角度から、「言葉」による「お産は怖い!痛い!」というイメージ・先入観というものを考えてみますと。
そもそも、陣痛は、なぜ「陣痛」というネーミングなんだ?
「痛」という字が入っているから、余計に恐怖心を煽っているのでは?「陣痛」の「陣」って何?
そしてさらに、お産は、なぜ「分娩」って呼ぶんだ?
「分娩」の「娩」って何? と、???が広がっていきます。
「お産って、皆が言うから、怖いんだろうな~、痛いんだろうな~、どうしよう~」などと、頭の中で、ぐるぐる思案しているだけでは、現実的ではなく、建設的でもありません。
「たんきゅう」が必要です。
この場合、コーチング的には、単に、探し求める「探求」よりも、深く、探り究めていく「探究」の方が合っています。
調べてみますと。
「分娩」は、「分」と「娩」から成り立ちます。
「娩」は、「女」偏に「免」です。「女」は「両手をしなやかに重ね、ひざまずく女性」を表す象形文字、 「免」は「開かれた股から新生児が生まれ出る」様子の象形文字だそうで、つまり「女が子を産む」という意味の漢字です。
「分」は「分ける・分かれる」という意味ですから、「分娩」とは、「お母さんが、お腹の中にいて一緒になっていた赤ちゃんを、分けて、産む」という意味になると思います。
だから、お産を「分娩」と呼ぶし、赤ちゃんを産む場所を「分娩室」と呼びます。
「陣痛」の「陣」は、色々な意味がありますが、ここで用いられるのは、「ひとしきり」「にわかに」という意味です。「ひとしきり」とは「しばらくの間盛んに続くさま」、「にわかに」は「突然に・急に」という意味です。
ということは、「陣痛」とは「急に始まって、しばらくの間盛んに続く痛み」という意味になりますね。
つまり、分娩のために急に起こり、盛んに続く痛みを「陣痛」と呼び、分娩室に移動する前に、陣痛を感じながら過ごしている場所を一般的に「陣痛室」と呼びます。
ここまで見ていくと、「陣痛」も「分娩」も、言葉の意味や成り立ちがよくわかりますね。
「分娩」はまだともかく、「陣痛」は、やはり、その「痛み」に焦点をあてて作られた言葉ですので、そのネーミングの変更を検討していくことから、考えていく必要がありそうです。
今日は、実際にいい意味でのいいお産をやっていくために、「お産は怖い!痛い!」という先入観やイメージを、どうやって取り除いていけるか、ということを大真面目に考え、ここまで「探究」してきました。
もちろん、この論の展開には、まだ先があります。
続きは次回に~☺️

 

実際に当院でお産をされた方の映像はこちら

こちらの記事もどうぞ


2019.05.13