診療案内・アクセス|広島市安佐南の産婦人科　フジハラレディースクリニック

生理不順の方は、必要に応じてホルモンの血液検査をして、ホルモン剤や漢方薬の治療を行います。生理痛の方は、問診・内診・超音波検査により、子宮内膜症の有無を推定し、鎮痛剤か漢方薬（主に桂枝茯苓丸・芍薬甘草湯）、またはホルモン剤を処方しています。更年期障害の方は、主に漢方薬（加味逍遙散・温経湯・当帰芍薬散・桂枝茯苓丸など）を処方しています。

子宮筋腫については、30歳以上の女性の20-30％にあると言われています。発生部位により、漿膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫に分類されます。大きな筋腫があっても症状が何も起こらないことも多いですので、一年に一回は診察を受けられることをお勧めします。精密検査が必要だったり、手術適応となる場合は、可能な病院にご紹介させていただきます。サイズ的に小さい子宮筋腫の定期的なフォローは、当院でも十分可能です。

卵巣が腫大しているものを卵巣腫瘍と言います。組織学的診断により、良性腫瘍、境界悪性腫瘍、悪性腫瘍に分類されます。それらはすべて、手術的に切除された後の、病理医による顕微鏡的な組織診断によって判明します。卵巣腫瘍は、良性であっても悪性であっても、小さくても大きくても、それが存在するだけでは、腹痛や性器出血などの症状は起こりません。腫瘍が破裂したり、茎捻転（卵巣および卵巣腫瘍と卵管がねじれてしまうこと）を起こすと、激烈に腹痛が生じ、救急病院に運ばれて緊急開腹手術となることがあります。一年前の診察では卵巣は正常大だったのに、一年後の診察では卵巣はかなり腫大していた、ということもありますので、一年に一回は診察を受けられることをお勧めします。MRI検査など精密検査が必要だったり、手術適応となる場合は、手術可能な病院にご紹介させていただきます。サイズ的に小さい卵巣腫瘍の定期的なフォローは、当院でも十分可能です。

その他、不正出血や掻痒感などで受診された場合も適切に診療いたします。