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ブログ Page 10|広島市安佐南の産婦人科 フジハラレディースクリニック

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前回『いいお産のための3つのコツ』の3番目として、「笑顔」の話をしました。
以前、陣痛が始まり入院された初産婦のお母さんに、「呼吸を整えて、返事をちゃんとして、笑っていたら楽しいお産になるからやってみてね」と言ったことがあります。
その方は、「陣痛があるのに笑えなんて、先生無茶ぶりやなあ」と思ったそうですが、その方のいいところは、ものすごく性格が素直だったことで、「まあ先生がいいと言うならやってみよう」と思って実践されました。
最初は作り笑顔だったかもしれませんが、やってるうちに段々段々楽しくなってきて、赤ちゃんが生まれ出る頃には、めっちゃ楽でめっちゃ楽しくなってきたそうです。
赤ちゃんを産んだ後にその方は
「陣痛がどんどん強くなっていって赤ちゃんが生まれる、って聞いていたので、最後に向かってどんどんしんどくなると予想していたけど、どんどん楽になって行きました~\(^o^)/」
と言われました。
作り笑顔から始めるのではなく、自然と笑顔になるのがもっと良いかもしれませんが、作り笑顔から始めたとしても、いけない訳ではないのです。
物事には「形から入る」という言葉がありますが、科学的はこういう理論として説明されています。
人は嬉しい時や楽しい時は笑顔になりますし、辛い時や悲しい時には涙を流し、怒った時には怒った顔になります。そのような感情と表情のつながりを逆手にとって、表情を作ることで、それに連動して感情が呼び起こされるという考え方もあります。
身体の変化と感情については心理学上に様々な学説があります。1880年代にアメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズが「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という説を唱え、同時期にデンマークの医師カール・ランゲも同様の説を唱えたことでジェームズ=ランゲ説と呼ばれています。これは、当時も現代も一般的な「感情を知覚して生理的変化が起こる」、「悲しいから泣く」という考え方の逆の過程を辿る学説です。
つまり、お産で陣痛がある時も、笑うようにしていることで楽しくなっていく、ということは、ジェームズ・ランゲ説としてあり得る訳です。
わかるかな?
また、実際にリラックスしていたり笑ったりすることにより、脳からβエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されます。
βエンドルフィンは、モルヒネの6.5倍の鎮痛効果があると言われています。
つまり、お産の時でもめっちゃ笑うことによって、βエンドルフィンがバンバン分泌されると、痛みもかなり軽減されていく、という訳です。
わかるかな?
「ジェームズ・ランゲ説」と「βエンドルフィン」。
『つぐお式出産』は、いいとこ取りのお産です。
これらを利用して、めっちゃ笑って、めっちゃ楽しんでお産しましょうね。
次回もお楽しみに(*^^*)

2017.08.11  コーチング

7月22日の我那覇真子さん&赤塚高仁さんのジョイント講演会も無事盛会に終わり、その興奮の余韻も冷めやらぬうちに8月に突入しました。
8月1日・2日の二日間で赤ちゃんが6人生まれました。
おめでとうございます!
一昨日から昨日まで一睡もしていなくてヘロヘロでしたが、昨夜は広島竹田研究会に参加して勉強してきました。
竹田恒泰先生は、加計学園のことは全く問題ない、女性宮家創設には反対、というお話をされていました。国会閉会中審査で参考人として出席された前愛媛県知事加戸守行さんの答弁を新聞もテレビも意図的に全然報道しないので、今回の内閣改造で加戸さんを文部科学大臣に任命してはどうか、と仰っていました。ないでしょうけど、なったらスゴイ(*^-^*)

さて、お休みしていた『お産とコーチング』の話を再開しましょう。
『いいお産のための3つのコツ』の3番目に、私は「笑顔」をあげています。
え? 笑顔って?
陣痛があるんだから笑いながらお産なんてできる訳ないじゃない!!
というあなた!
「お産は怖い!痛い!」「お産を楽しめるはずがない!笑えるはずない!」
というパラダイムに陥っていますよ。
そもそも、赤ちゃんが生まれる、ってスゴイことで、嬉しいことで、おめでたいことですから、喜んじゃいけない、楽しんじゃいけない、笑っちゃいけない、という方が無理があります(*^-^*)
お産を楽しんでいいんですよ! 笑ってやっていいんですよ! (^_^)
フジハラレディースクリニックでお産するお母さんたちは、分娩進行中、陣痛がある時もニコニコ笑いながらお産する方も多く、皆さん楽しんでいます。
中でも、ちょっと笑う、という程度ではなくて、めっちゃめちゃ笑顔でお産したお母さんたちは、
「めちゃめちゃ楽だった」「全然痛くなかった」「すごく楽しかった」
など言われることが多いです。
無痛分娩でもないのに、全然痛くない、と言う人がいるのは、奇妙に感じる方も多いかもしれませんが、これは紛れもなく事実であり、当院で出産された方の生の声なんです。
このような感想につながる医科学的、科学的根拠は、次回また解説しますが、今日は私が仲良くしている歌手の八神純子さんからお聴きしたお話をしますね。
純子さんは、お子さんがまだ小さい頃、アメリカで暮らし子育てしていく中でくじけそうになった時に、「自分の笑顔が自分の肩の上にある」というイメージをいつも持って、「自分の笑顔で自分を照らし元気づけるんだ」という気持ちで乗り越えたそうです。
「自分の笑顔で自分を照らす」
すごい発想ですよね。
そこにあるのは「他力本願」ではなく「自力本願」です。
人は皆、困った時、不安になった時、他人に助けを求めたり頼ったりします。
自分一人で問題を抱え込まず、誰かに助けを求めるのは、もちろんいいことなのですが、それが行き過ぎるとよくないこともあります。
他人を頼り過ぎるあまり、依存心が強くなり、自分自身がものすごく弱気に陥ってしまうのです。
弱気や不安が強くては、物事は大体うまくいきませんし、病気にもなりやすくなります。
笑うのが嫌いな人はいないと思いますし、笑った自分は皆好きだと思います。
「笑いながらお産をする」のは、他人から押し付けられる「義務」ではなく、笑ってお産していいよ、自分らしいお産をしていいよ、という自分への「許可」です。
笑顔でお産をする、ということは、自分らしいお産をすること、です。
そうやって考えてみると、難しい話じゃないでしょ。
いたってシンプルな話なんです。
次回もこの話続けますね。お楽しみに~(*^^*)

2017.08.03  コーチング

『いいお産のための3つのコツ』の2番目に、私は「返事と会話」をあげています。
何それ?とお思いの方も多いことでしょうが、まあ聴いてください。
お産とは、陣痛が始まり、赤ちゃんが産道を通って、生まれるものです。
もう少し細かく書きますと、
陣痛が始まる
→お腹の張りや痛みが強くなり、その間隔も短くなる
→腰まで響いてくる
→赤ちゃんの頭が下がって来て、お母さんの肛門を押されるようになる
→赤ちゃんが腟を通ってきて生まれる
こんな行程です。
経腟分娩を目指しているなら、これは想定通りの順番で、順調に進んでいれば、何も慌てることもなさそうなのですが、慌ててしまう人もいますね。
そこで、慌てたり、取り乱している時、つまりアップセットしている時は、
産科医や産科看護スタッフのアドバイスに、
「ハイ!」と大きな返事をしてみましょう。
実はこれが一番簡単に、降りて来れるコツです。
アップセットしている時は、目も閉じて、耳の穴も開いているはずなのに塞いでいるような状態になり、自分勝手に孤立無援状態を作り出しています。
本当はそうではないのに、あたかも一人で個室トイレにこもり、この世界は私と陣痛だけ、他は誰もいない、みたいな状況に浸っているかのような。
実際には、周りには私たち産科医療スタッフがいて、応援してくれるご家族もいて、もちろん一緒に頑張っている赤ちゃんもいるのに。
そんな、舞い上がり過ぎて、アップセットから降りて来れない時には。
「ハイ!」と大きく返事をしてみたら、ちゃんとグラウンディングできます。
グラウンディングとは、その字の通り、地に足をつけて行動すること、です。
舞い上がってても、返事一つでちゃんと着地できるとは、なんと楽チンなことでしょう。
ハイ!と返事をして、目を開けて、耳も開いて、グラウンディングできたら、普段通りどんどん喋りましょう。
例えば、受けたアドバイスに対して、
「ああ、これでいいんですか?」
「なるほど。この方がやりやすいわ。ありがとうございます!」
「ちゃんとできてますか?これでいいですか?」
「今のはちょっとわかりません。もう一度教えてください。」
などなど。
会話をしている方が、どんどん平常心になれます。
アップセットしてしまった時は、ハイ!の返事でリセットしグラウンディング。
どんどん会話して、平常心でお産を楽しみましょう!
誰でも必ずできるのでやってみましょうね。
ポイントは、やってみる前から「出来る訳ない」と、頭で否定しないことです。
次回もどうぞお楽しみに~(^_^)

2017.07.06  コーチング

実際のお産の時に役立つ「いいお産のための3つのコツ」についてお話しています。
「いいお産のための3つのアドバイス」は、落ち着いていいお産に臨むためのアドバイス(許可・意識や意図・言葉)であり、「いいお産のための3つのコツ」は、実際のお産の時に、慌てたり、取り乱しそうになった時に、落ち着いた状態に自分を戻すためのコツ(呼吸・返事や会話・笑顔)です。
前回は、「3つのコツ」のうちの「呼吸」についてお話しました。
残りの2つのコツをお話する前に、今日は『アップセット』についてお話しましょう。
アップセットとは、英語で書くと upset 。
upset とは、set up (セットアップ)の反対です。
set up とは、辞書的には、(色々な物を)組み立てる、という意味のようです。
upset とは、実際には、怒っている、緊張している、悲しんでいる、などの、あらゆるネガティブな感情を表すのに使うそうです。
今日のところは、これらをコーチング的にシンプルに解釈するために、「セットアップ」は、「組み立てられている状態」つまり「整っている状態」と理解してください。
ということは、「アップセット」とは、「整っていない状態」つまり「慌てていたり、取り乱している状態」のことです。
そういう用語の説明はしなくてもいいから、落ち着けるためのコツを早く教えてよ!!という方も大勢いらっしゃると思いますが。
まあまあアップセットしないで、もう少し続きを聴いてください。
用語を知る、ということは、そのものの存在を認める、ということにもなります。
そのものの存在を正しく認められれば、状況が好転していくこともあります。
例えば、あなたが「胎内記憶」という言葉を今初めて知ったとしましょう。
「胎内記憶」という言葉を知り、「胎内記憶」の存在を認めると。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいた時の記憶がある、ということは、赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいた時も意識や感覚や意思などあって、それを憶えている、ということになります。
赤ちゃんは生まれる前から、意識や感覚や意思がある、だから、お父さん、お母さん、だけでなく、私たち産科医療従事者も、赤ちゃんを一人の人として尊重して接してあげる必要があります。
そうなると、妊娠生活も、分娩そのものも、自ずと違ったものになると思われませんか?
もちろん、いいものに、ですよ。
それと同じように、「アップセット」という用語を知っていると。
実際のお産の時に、慌てたり、取り乱したりしても、
「いかんいかん。私、今アップセットしてるわ。」
と、自分がアップセットしている状態を客観的に認められるようになるために、比較的早く落ち着けるようになれるのです。
だから、今日のところはまず、「アップセット」という用語を覚えておいてください。
次回は、そのアップセットから、ちゃんと降りて来れるためのコツについてお話しましょう。
お楽しみに~(*^^*)

2017.07.02  コーチング

「いいお産のための3つのアドバイス」として、「許可」「意識・意図」「言葉」が大切である、というお話をいたしました。
今回からは、実際のお産の時に役立つ「いいお産のための3つのコツ」についてお話していきたいと思います。
私は、「いいお産のための3つのコツ」として、「呼吸」「返事・会話」「笑顔」の話をしています。
今日は、「呼吸」です。
『つぐお式出産』の基本は、「ソフロロジー式出産」です。
ラマーズ法のお産の時は、分娩進行中に「ヒッ・ヒッ・フーーー、ヒッ・ヒッ・フーーー」という呼吸法で過ごし、赤ちゃんを産む時には力を入れていきむ、というスタイルでやるのですが。
ソフロロジー法では、陣痛の始まりから赤ちゃんが生まれ出るまで、ずっと変わらず「フーーーーー」と吐ききる呼吸法で過ごしていきます。基本的には、ソフロロジーには「いきむ」ということはありません。
当院でお勧めしている呼吸法は、腹式呼吸で約7-8秒間息を吐いて吐いて吐ききって、約1秒でいっぺんに一杯息を吸い、約1秒間をおいて、また約7-8秒間息を吐く、これを繰り返していく、というものです。
息を吐ききった後には、必ず意識せずとも、確実に必要量の息を吸うことができるので、そうすることにより、お産をするお母さんも、お腹の中の赤ちゃんも、必要量の酸素を確保できるので、楽に過ごせるようになるのです。
しかも、陣痛が来ている真っ只中に、息を「吸って・吸って・吐いて」とか「吐いて・吐いて・吸って」ではなく、シンプルに息を吐いて吐ききるワンパターンの呼吸法なので、とても楽なのです。
私は、いつも妊婦さんたちには「呼吸が整うと体も心も整って、楽に落ち着いてお産できるよ~」と言っております。
禅の言葉に、「調身・調息・調心」というものがあります。
これは、正しい姿勢を保ち、正しい呼吸法で座禅を組めるようになれば、心身ともに整う、という意味です。
具体的な方法としては、「丹田」(たんでん:臍から掌の横幅分下の場所、恥骨のすぐ上)に意識を集めて、体の中の物をすべて吐き出すイメージで、ゆっくりと長く細く息を吐くようにやります。
元々、日本人は「腹で物を考える」文化だったそうです。それが、西洋の文化が日本に入って来てからは、意識や考える中心の場所が横隔膜レベルに上がってしまい、そのために、そのあたりの病気、つまり、胃や十二指腸の病気、心臓の病気、心の病などが増えたそうです。
丹田呼吸は、ストレスを軽減させるセロトニンの分泌も高めるそうですよ。
ですから、お産の時も、「丹田」に意識を集めて、ソフロロジーの呼吸法で長く細く息を吐き、吐ききることに集中して、呼吸が整えば、心も体も整いますので、是非やってみてくださいね~。
次回もお楽しみに(*^^*)

2017.06.29  コーチング

前回に引き続き、私が唱えている『いいお産のための3つのアドバイス』の「許可」「意識」「言葉」のうちの「言葉」について、今日はお話します。
私は、妊婦さんたちに、お産について、自分の行きたい方向に意識のベクトルを向け(言い換えれば意図して)、それを言葉として口から発しながら出産しよう!と言っています。
簡単に言えば、「ありがとうのお産がしたい!」と思ったなら、「ありがとう」と言いながらお産しましょう!というようなことです。
いたってシンプルな話です。
元々日本には「言霊(ことだま)」という言葉があり、辞書を引いてみると「古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉通りの結果を現す力があるとされた。」となっています。
以前、「許可」の話をした時に、本来誰でも、お産を楽しめたり、いいお産ができた!と思えるお産ができるはずなのに、お産についての悪いイメージで洗脳されている自分の脳がそれを邪魔する、とお話しました。
脳は自分の喋る言葉通りの現実を作っていきます。
脳に邪魔させないためにも、私は、妊婦さんたちには、「綺麗な言葉を用いてお産しよう!」と言っています。
実際、私のクリニックでも、分娩進行中、陣痛の合間で、お腹の赤ちゃんに向かって「ありがとうね。ありがとうね。」とずっと言い続けていた方は、「ありがとうのお産」を実現できていますし、「楽しみです!楽しみです!」と言いながらお産した方は、「お産は楽しい!」を実感されています。
言葉の影響力は、思っている以上に大きなものです。
『ツキを呼ぶ魔法の言葉』で有名な五日市剛さんは、「ありがとうございます」「感謝します」という言葉の大切さをよくお話されています。
いい言葉とは反対に、分娩進行中に、「痛い~!」「嫌だ~!」「やめてやる!!」など汚い言葉を発していると、悪いお産(不満足なお産)の方へ進んでいってしまいます。
シンクロナイズドスイミングの井村雅代コーチは、シンクロナイズドスイミングの講習に参加した小学生に対しても、「『無理』『嫌』『できない』は禁句です!」と言われます。
そういったネガティブな言葉は、本来持っている可能性を閉ざし、制限をかけてしまうので、無理ではないものを無理なものにしたり、できるものをできないものにさせてしまいます。
また、陣痛が周期的に起こっている時に、一番最初の陣痛の時に、つい「痛い!」と言ってしまうと、人間は整合性を保とうとしますので、それ以後陣痛があるたびに、ずっと延々と「痛い!」「痛い!」と言ってしまうようになり、赤ちゃんが生まれた後の感想は、「お産はただ痛いだけだった」というものになります。
しかし、一番最初の陣痛の時に、もしも「痛い!」と言わなかったら、これもまた整合性を保とうとするので、延々と「痛い!」「痛い!」とは言わないため、お産の感想は「痛いもの」ではなくなります。
例えばその時に、ずっと「ありがとう!」や「ハッピー!」と言っていたなら、「ありがとうのお産」や「ハッピーなお産」になってしまう訳です。
簡単な話でしょう。
フジハラレディースクリニックのお産『つぐお式出産』は、このような簡単なことの積み重ねで作っています。
何も難しいことはありません。
コーチングとは、対話の中で、相手が欲しい結果を得られるように、言葉を投げかけてあげるものです。
楽しいでしょ。
次回もどうぞお楽しみに(*^^*)

2017.05.14  コーチング

私は『いいお産のための3つのアドバイス』として、「許可」「意識」「言葉」が大切です、ということを言っております。
その中で、「許可」については以前お話しましたので、今日は「意識」についてお話したいと思います。
「意識」について、もう少し言葉を補足して説明しますと、「自分の行きたい方向に意識のベクトルを向けよう」と言っております。
「意識」に、方向、ベクトル、目的が加わるなら、それは「意図」と言い換えられるかもしれません。
コーチングの中で、「意図」というのは大変重要なセンスです。
岸英光さんの著書『働く男子(ひと)のルール』から少し引用して説明しますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップアスリートは、勝つために基礎体力をつけ、勝つためにトレーニングをし、勝つためにコンディションを整え、勝つために食事を選び、勝つために休養を取り、勝つために相手の試合を見て、勝つために試合に臨み、勝つために全力を尽くす。
全てが「勝つ意図」で行われている。
そんなに自分を追い詰めてまでやるなんて、さぞ大変なことだと思うだろう。
でも実は、かえってそのほうが楽なんだ。
そんな極端な生き方に変えるなんて最初は戸惑うかもしれないが、やり始めればそれが自分のあたりまえで自然なことになってしまい、いちいち勝ちを意識などしなくなる。
かえって試合では「勝ちを意識する」と負けてしまったりする。
多くのアスリート達が大きな結果をあげられたときほど「楽しんでやれました」と喜びを表したり、まだ若いのに世界の舞台でプレッシャーをはねのけたりできるのは、このセンスを持っているからなんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
例えば、「ありがとうのお産をしたい!」と思った妊婦さんがいたとしましょう。
これをさきほどのアスリートの例にあてはめてみると、
「ありがとうのお産をする」意図で、
私生活を過ごし、仕事や家事をし、妊婦健診に通い、体調を整え、食事を選び、体重管理をし、適度な運動をし、休養を取り、夫や家族と話し、友達と話し、お腹の赤ちゃんに話しかけ、お産のための準備をし、お産に臨む…
などしていたら、普段の過ごし方や、お産そのものの質が変わるような気がしませんか?
「ありがとうのお産をしたい」なら、普段の生活の中で「ありがとう」をよく言っている方が「ありがとう」の波に乗りやすい。
陣痛が始まった時も「陣痛さん、来てくれてありがとう」、陣痛が強まって腰まで響いてきた時も「進んでくれてるんだね、ありがとう」、バシャっと破水した時も「ありがとう」、最後赤ちゃんが生まれ出る時に、自分のお股に赤ちゃんの頭がはさまっててもこれも「ありがとう」って思っていたら、すべて「ありがとうのお産」ができますよ。
と、妊婦さんたちにはよくお話しています。
「意図的に」と言うと、何か悪いことを企んでいるような印象を持っている方もいるかもしれませんが、本来の意味はそうではありません。
いいお産は、お産の当日だけで決まるものではなくて、妊娠中からそれは始まっています。
ありがとうのお産をしたいなら、その意図で、妊娠中を過ごしてみる。
意図的に過ごすことにより、意図的なお産になっていきます。
そう考えると、無駄な時間はありませんよ。
でも堅苦しいことではありません。気楽にやってくださいね(^_^)
お産に対する、あなたの意図、テーマは何ですか?
次回もどうぞお楽しみに(*^^*)

2017.05.11  コーチング

「あの苦しい陣痛を乗り越えたからこそ、わが子に会えた時の喜びがあるんですよね」
出産したお母さんの、こういう言葉は時々耳にしますよね。
例えば、
普段あまり運動しない人が、周囲から誘いを受けて断れず、ノリ気もなく嫌嫌マラソン大会に参加して、途中で何度棄権してやろうかと思うほど辛かったけど、それでも何とか完走し終えた時があったとしたら。
参加しなければ味わえなかった、爽快感と充実感と満足感を感じたりします。
確かに、これも苦しい時を乗り越えたからこその喜びと言えるでしょう。
人間誰でも、苦しい経験の先に幸せがあったり、苦労して頑張った先に成功があったり、そういうことはありますよね。
「産みの苦しみ」という言葉があります。
辞書を引くと、①出産のときの苦しみ。陣痛。②物を作り出したり、はじめて物事を始めるときの苦しみ。とあります。
これらを眺めていくと、苦しい先に喜びや成功がある、という単純ストーリーだけではなく。
「苦しい経験がなければ、幸せになってはいけない」
「苦労して頑張らなければ、成功するはずがない」
つまり、「幸せや成功の前に、必ず苦しさや苦労ありき」というパラダイム(価値観の枠組み)があるような気がします。
「良薬口に苦し」のように、苦く感じるような薬こそが良い薬で、それを飲まなければ、体は良くならないんだ、というパラダイム。
お産に関して言えば、苦しい陣痛を乗り越えたからこそ、赤ちゃんに出会えた時の喜びもまた格別にある、と思える人は、それはそれでまだいいと思うのですが。
そうではなくて、辛く苦しいお産をしたことで、産後うつになったり、もう二度と産みたくない!という気持ちになってしまう人もいます。
そう考えると、やっぱり、お産は楽しい!お産は楽しめるもの!楽しむべきもの!という感覚で捉えてもらった方が断然いいですよね。
斎藤一人さんの言葉で
「楽しいから成功するんで 成功したから楽しいんじゃないんですよ」
というものがあります。
聖書では、アダムとイヴが禁断の果実を食べてしまう罪を犯したことにより、罰として、男には労働の苦役、女には出産の苦しみがもたらされるようになった、とされています。
労働を英訳するとlabor、陣痛も英訳するとlaborとなります。
キリスト教圏の人々からすると、「労働」「仕事」は「苦役」ですが、日本人からすると、苦しい時もありますが、それは「苦役」ではなくて、「生きがい」や「やりがい」、または「喜び」であることの方が多いと思います。
日本人にとっての出産、陣痛はどうでしょうか?
「出産」「陣痛」を罰と考えるか?「苦役」「苦しみ」と考えるか?
それとも?
当院で笑顔の『つぐお式出産』をされた方々は、「陣痛が来ている間、これを経験できるのも幸せなことだなあ、と感じました。」と、よく言われます。
「苦しい陣痛の先に、赤ちゃんに会える喜びがある」そう思って、陣痛に耐えながら出産するよりも、「陣痛を経験できて幸せ?」と思ってやってみる方が、お産も楽チンで楽しめますよ。
「痛い!」と思えば「痛いお産」。「楽しい!」と思うと「楽しいお産」。
妊娠中も、陣痛がある時も、赤ちゃんが生まれる時も、欲張って全部楽しみましょう!
これからの時代は、「産みの苦しみ」ではなくて、「産みの楽しみ」ですよ~\(^o^)/
今日もおつきあいありがとうございました(*^^*)

2017.04.27  コーチング